インドに渡航するには事前にビザを取得する必要があります。
インドビザの取得方法は3通りあります。
①日本にあるインドビザセンターで申請し、シールビザを取得する方法
②インドに渡航し、現地でアライバルビザを取得する方法
③オンラインでETA(e-tourist visa)を取得する方法
②、③はインドビザセンターに行く必要がないので、
時間がない人や急な出張が入った人は利用することができると思います。
アライバルビザの取得方法は先の記事で記載しましたので、
アライバルビザを取得される予定の方は下記の記事をご確認ください。

それではインドETA(e-tourist visa)がどのようなもので、
どのように取得するのか解説していきます。
目次
インドETA(e-tourist visa)
インドETA(e-tourist visa)のビザの種類、有効期間(滞在可能日数)、
取得費用は下記のようになります。
ビザの種類 | シングルビザ(1回の入国のみ) |
有効期間 | 30日以内に入国 |
滞在期間 | 30日以内 |
取得費用※ (日本国籍の場合) | USD25.00- |
※ビザ代金は国籍によって料金が異なります。
他の国籍の方は料金はこちら。
取得可能な目的
どのような場合の渡航目的のでもETA(e-tourist visa)が取得できるわけでなく、
下記の渡航目的に限られています。
①レクレーション、観光、友人・知人訪問
②カジュアルビジネス(商談、会議参加)
③医療目的
ETA(e-tourist visa)が利用できる空港
インドにあるすべての空港でETA(e-tourist visa)を利用できるわけでなく、
下記の空港でのみ取得することができます。
アメーダバード | アムリトサル | バンガロール |
チェンナイ | コーチ | デリー |
ガヤ | ゴア | ハイデラバード |
ジャイプール | カルカッタ | ラクナウ |
ムンバイ | ティルチラーパッリ | トリバンドラム |
バラナシ |
ETA(e-tourist visa)が取得できる国籍
ETA(e-tourist visa)は下記の国籍の方たちが取得することができます。
アルバニア | アンドラ | アンギラ | アンティグアバブーダ |
アルゼンチン | アルバ | オーストラリア | オーストリア |
バハマ | バルバドス | ベルギー | ベリーズ |
ボリビア | ボツワナ | ブラジル | ボスニアヘルツェゴビナ |
ブルネイ | ブルガリア | カンボジア | カナダ |
カーボヴェルデ | ケイマン諸島 | チリ | 中国 |
香港 | マカオ | コロンビア | コモロ諸島 |
クックアイランド | コスタリカ | コートジボアール | クロアチア |
キューバ | チェコ | デンマーク | ジブチ |
ドミニカ | ドミニカ共和国 | 東ティモール | エクアドル |
エルサルバドル | エリトリア | エストニア | フィジー |
フィンランド | フランス | ガボン | ガンビア |
ジョージア | ドイツ | ガーナ | ギリシャ |
グレナダ | グアテマラ | ギニア | ガイアナ |
ハイチ | ホンジュラス | ハンガリー | アイスランド |
インドネシア | アイルランド | イスラエル | ジャマイカ |
日本 | ヨルダン | ケニア | キリバス |
ラオス | ラトビア | レソト | リベリア |
リヒテンシュタイン | リトアニア | ルクセンブルグ | マダガスカル |
マラウイ | マレーシア | マルタ | マーシャル諸島 |
モーリシャス | メキシコ | ミクロネシア | モルドバ |
モナコ | モンゴル | モンテネグロ | モントセラト |
モザンビーク | ミャンマー | ナミビア | ナウル |
オランダ | ニュージーランド | ニカラグア | ニウエ |
ノルウェー | オマーン | パラオ | パレスチナ |
パプアニューギニア | パラグアイ | ペルー | フィリピン |
ポーランド | ポルトガル | パナマ | 韓国 |
マケドニア | ルーマニア | ロシア | セントルシア |
サモア | サンマリノ | セネガル | セリビア |
シーシェルズ | シンガポール | スロバキア | スロベニア |
ソロモン諸島 | 南アフリカ | スペイン | スリランカ |
スリナム | スワジランド | スウェーデン | スイス |
台湾 | タジキスタン | タンザニア | タイ |
トリニダードトバコ | ツバル | アラブ首長国連邦 | ウクライナ |
イギリス | ウルグアイ | アメリカ | バヌアツ |
バチカン市国 | ヴェネズエラ | ベトナム | ザンビア |
セントクリストファーネービス | セントビンセントグレナディーン | ||
ジンバブエ | タークスカイコス諸島 |
ETA(e-tourist visa)を取得できない方
下記に該当する方はETA(e-tourist visa)が取得することはできません。
①パスポートの残存が入国時6か月未満の方
②パスポートの査証欄が2ページ以上ない方
③出国用の航空券、滞在費用がない方
④外交・公用旅券の方
⑤パキスタン国籍の方やパキスタンで生まれた方
⑥渡航目的が以下のような場合
・機械の修理や機械の設置等の技術目的の方
・就労や留学など中長期的に滞在しようとしている方
⑦インド政府によって好ましい人物と指定されている方
ETA(e-tourist visa)申請に必要書類
①パスポートの顔写真ページの鮮明なスキャンコピー
※パスポートの残存が6か月以上
※PDFファイルで10KB以上300KB以内
②証明写真のJPEGファイル
※縦5.1cmX横5.1cm
※背景は白無地
※顔の大きさは2.5cm~3.5cmの大きさがあること。
※白黒、デジタル、ポラロイド、スナップ写真は不可。
※JPEGファイルで10KB以上1MB以内
証明写真規定はこちら
③クレジットカード(Master or VISA)
ビザ代金は国籍により料金は異なります。
申請書の作成
申請書は下記のサイトの【e-Tourist Visa Application】から作成できます。
申請書はデータ保存ができるので途中まで作成することも可能です。
その場合はTemporary Application IDを必ず控えるようにしてください。
ビザ代金の支払い
申請書は下記のサイトの【Verify Payment/Pay Visa Fee】から支払いができます。
支払いは申請した直後でも、とりあえず申請し、後からでも支払いをすることは可能です。
※あとから支払いをする場合はApplication IDを控えるようにしてください。
なお、支払いが完了しないと審査が開始されないので注意してください。
申請書の印刷
申請書は下記のサイトの【Print Visa Application】で印刷できます。
※Print Visa Applicationから印刷する際、Application IDが必要になります。
※申請書をVerifyしたのちに表示されるApplication IDを控えましょう。
申請書印刷は申請書作成から支払い・印刷の一連の流れからでも印刷をすることは可能です。
電子渡航認証書面の印刷
オンライン申請(支払いが完了)をして問題がないとビザ料金を支払い後、
72時間以内にメールで渡航認証の書面が送付されます。
書面には以下の事項が記載されております。
・名前
・パスポート番号
・ビザステータス GrantedになっていればOK
・ビザ番号
・ビザの有効期間
・滞在可能日数
渡航時にお持ちいただく書類
①パスポート原本
※パスポートの残存が6か月以上
※未使用査証欄(スタンプが押されていないページ)が2ページ以上
②証明写真 1枚
※オンラインでアップロードしたものと同じ証明写真
③オンライン申請書
※オンラインで申請した際にプリントアウトしたもの。
④渡航認証の書面
※ビザ申請後72時間以内にメール送付される渡航認証書面
⑤往復予約済み航空券(e-ticket)
⑥滞在費用を証明するもの(現金やクレジットカードなど)
インド入国時の対応
インドの空港に到着したら以下の手順で入国をするようにしてください。
①ETA(e-Tourist Visa)専用の入国審査レーンでの入国審査をうける。
②ビザ審査官に渡航時に準備した書類を提出する。
・パスポート
・証明写真
・申請書
・電子渡航認証の書面(VISA番号が書かれた書面)
・往復予約済み航空券
③問題がなければ生体認証(顔写真と指10本の指紋)の提供をします。
④すべてが問題なく終了すると、パスポートにビザが押さます。
※ETA(e-Tourist Visa)で渡航する方があまり多くないので
通常の入国レーンよりスムーズに進むことが多いようです。
インドETA(e-Tourist Visa)の注意点
①ETA(e-Tourist Visa)の申請は出発の30日前から4日までする。
②ETA(e-Tourist Visa)を取得できるのは1年間で2回まで。
1年間の考え方1月1日~12月31日までです。
1年かに2回取得された方でも年が変わればまた申請できることになります。
③ETA(e-Tourist VISA)取得者はインド旅行の時に電子渡航認証のコピーを携帯が必要
④ETA(e-Tourist VISA)での入国は1度限り、延長不可、転換(変更)不可。
保護/制限された地域と軍事施設への立入りは禁止です。
【注意】
日本から直接インドに渡航する際は黄熱予防接種証明書の提示は不要ですが、
インド入国6日前に黄熱に感染する危険のある地域を出発・経由してから到着した方が
インド入国する際は黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が必要になります。
事前に黄熱予防接種証明書(イエローカード)取得するようにしてください。
接種するまでに時間がかかりますし、接種してから予防接種が有効になるのが
10日後になりますので注意してください。
黄熱病の予防接種に関しては厚生労働省検疫所HPに記載されてます。
詳細はそちらをご覧ください。
【免責】
こちらのサイトでは記事を記載した時点でのビザの取得方法を解説しております。
いかなる理由に関わらず入国を拒否された場合でもこちらのサイトでは一切その責任を負いません。
あらかじめご了承ください。
コメント
e-Visaについてですが、インド入国時に、「照明写真」「申請書」は必要でしょうか?
このサイトのみで必要と書かれていて、気になっています。
岡村 俊樹さん、こんにちは。
お問い合わせの件ですが、確かに記載はありません。
ただ、e-Visaを申請すると申請書は出力できるようになります。
確実に入国することができるようにそして、入国審査時間短縮のため、
申請書、証明写真を持っていくことをお勧めします。
教えて下さい。
現在、e-VISAを申請中の者です。何度やってもパスポートのPDFファイルがアップロードできません。PDFはコンビニでとって150KBほどです。ウインドウは8です。何故かわかりません、よろしくお願い致します。
ひとしさん、コメントありがとうございます。
PCに詳しくないのでよくわからないので原因はわかりません。
e-visaは作成途中で一時保存ができるはずなので違うPCでトライするか、
新たにパスポートのPDFファイルを取られてみてはいかがでしょうか。
もしかするとコンビニしたPDFファイルに何らかの原因があるかもしれません。
よろしくお願いします。
早速の返信、ありがとうございました。
Acrobat readerの新しいのをダウンロードする事で貼り付ける事が出来ました。
出発は2月1日です、楽しんできます。
ひとしさん、無事にできたということでよかったです。
インドは面白ところなので、健康などに気をつけて旅行楽しんできてください!!
質問なのですが、申請書というのは自分の顔写真などがのっているVISA申請サイトからダウンロードする書面で、電子渡航認証の書面というのは、ビザの認可が下りた時のメールの書面のことを指しているという認識でよろしいでしょうか?ご回答お持ちしています。
jeroさん、ご連絡が遅くなり申し訳ございません。
ご質問の件ですが、jiroさんの言う通りで申請書はご自身の顔写真が入ってる書面です。
電子渡航認証の書面はe-visaの承認がおりたメールです。
なお、電子渡航認証の書面はe-visaのstatus確認画面からでも確認できます。
よろしくお願いします。